学級担任・H・R・Tのための学校教育相談入門-139/222page
回 本人に対するカウンセリング 指導方針とのかかわり 1)初回 ○生活状況について話をきく。
・朝4時頃,目がさめて熟睡でき ない。
・クラスの中には,親しい友だちはいない。
・国語が嫌いな教科である。
・4月25日以降学校を休んでいる。
その状態についてはいわない。 (初回のためか非常に緊張しており, ほとんど話をしない。登校拒否について自分の口から言いい出せないでいる。検査の受検態度も非常に慎重であった。きちんと制服を着用して来所する)
※Y-G性格検査,GAT,自律訓練法(AT)の実施○よく来所してくれたこと,自分の悩みについて話す気持ちでいるなら,語ってくれるように約束させる。
○家での様子,学級のことをきく。
○カウンセリングの中で明らかにされた問題点(両親から)
・家庭の養育
・学校不適応
・生活状況(本人)
○今後の取り組みの内容
・自律訓練法を家でも実施す る。
・休学をすすめる。2) ○生活状況についてきく。
・起床AM6:00〜就寝PM10:00
・ジョギングをやっている。(朝) 父親・弟・本人の三人で行う。
・センターに来る途中,妹の友だちにあう。あまりあいたくない。
・妹が姉さんみたい。
・手伝い一掃除,後かたづけ
・日中はレコードとテレビ視聴で○妹と自分を比較して未熟な自分をみつめている。
○対人不安がまだぬけない。
○今後の取り組みについて話す
・運動を続けること。
・手伝い。