平成9年度学力到達度調査研究-057/62page
【資料2】 (「平成8年度調査」より)
次の文を正しい英文にするためには,( )の中にどのような語を入れればよいですか。それぞれア〜エの中から1つ選び,記号を〇で囲みなさい。
1 My brother speaks French very( ).
ア well イ good ウ much 工 many
2 ( )me your album.
ア Show イ See ウ Look 工 Watch
次の日本文に合うように,{ }内の語を並べ換えて英文を作りなさい。
3 私は秋より春が好きです。
1 {ア better イ spring ウ fall 工 than オ like}.
小問1 小問2 小問3 解答分類 解答率(%) 解答分類 解答率(%) 解答分類 解答率(%) ア(正答) 71.7 ア(正答) 76.2 オイアエウ(正答) 51.0 イ 14.9 ウ 18.8 アエウの部分のみ正解 0.5 ウ 12.4 工 3.0 アエの部分のみ正解 25.7 工 1.0 イ 2.0 その他 22.8 無解答 0 無解答 0 無解答 0
ウ 指導の要点
〇 acoustic imageを作る活動を取り入れよう日本語と英語との混同による間違いを避けるため,書く活動をする前に,生徒の頭の中に,acoustic image(聴覚像。音声と意味が結合したもの。)を作ることが大切である。クラスルームイングリッシュやスモールトーク,音読などを通して,acoustic imageを作り上げていくことによって,英語独特の言い回しや文構造に慣れるとともに,語感や語法に触れ,語及び連語などの本質的な意味が理解される。そして,それらが表現に使える語や文となって定着し,書く力の基礎が作られる。
特に,本文の内容を理解した後の音読は,話すことへの橋渡しにもなり,大変有効である。次のような方法を用いるなどして音読練習を工夫したい。
・Paced Reading モデルの音声と同じスピード,同じピッチ(高低)で音読する方法。
英語のイントネーションやリズムをつかむのに効果的。
・Shadowing モデルの音声を聞くと同時に,その音を再生する方法。
Paced Readingの後に行うと効果的。
・Read and Look Up 教科書の1文を一度読んで,顔を上げてその文を相手に語りかけるように言う方法。話すことへの橋渡しになる。
・Back up Technique 文の最後から1つずつ単語を加えて読んでいく方法。文の途中でつまずかないで読む練習として効果的。