研究紀要第56号 「学習指導と評価に関する研究 第1年次・実態調査」 -028/053page
5 小・中学校における「観点別学習状況」の評価
[設問 21・22・23] については,小・中学校の教師を対象として調査した結果をまとめたものである。
(1) 「観点別学習状況の欄」の違成目棲の設定
[設問 21] あなたの学校では,指導要録の「観点別学習状況の欄」の評価に当たって達成目標をどのようにして決めていますか。 ○調査の結果
○小学校では,「担任にまかされている」が,38%と一番多く,次が「学校全体で決めている」34%,「学年会で協議して決めている」24%の順である。
○中学校では,「教科担任にまかされている」が,41%と一番多く,次に多いのが「教科部会で協議して決めている」32%と続き,「学校全体で決めている」は,25%である。
(2) 「観点別学習状況の欄」の違成基準の設定
[設問 22] あなたの学校では,指導要録の「観点別学習状況の欄」の評価に当たって十・一の達成基準をどのように決めていますか。 ○調査の結果
○小学校では,「学校全体で決めている」が41%と一番多く,次が「担任にまかされている」33%,「学年会で協議して決めている」23%の順である。
○中学校では,「教科担任にまかされている」が,38%で一番多い。次は,「学校全体で決めている」が,34%,「教科部会で協議して決めている」が,25%となっている。