研究紀要第64号 「生徒指導に関する研究」 -013/046page

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活動過程 2

(2)実践の内容
――ソフトボール大会を通した実践例――
<提案>
季節に合ったスポーツ集会を開こう
1.イメージをふくらませる段階
ア 集会のめあてを決める
 どのような集会にするか,めあてと種目を決める話し合いをする。一学期に実施した「卓球大会」の反省(正規のルールで行い,女子のことを考えず,男子ばかりしかもルールを知っている人だけが楽しんでいたようだが)が話題となった。
 種目は,女子もある程度知っている「ソフトボール大会」とすぐ決まった。
 学級独自のソフトボール大会をしようという声が大半を占め,「ルールを工夫し,みんなが楽しく参加できるソフトボール大会をしよう」というめあてになった。

2.計画立案の段階
○議題名
 「ルールを工夫したソフトボール大会をしよう」

○話し合いの柱
・ルールをどのように工夫するか
・チーム編成をどうするか
・どんな仕事があるか

ア 一人一人が自分の考えをもつ
 「議題カード」<表4>によって,具体的に自分の考えをもつことができるようにした。このカードは,事前―話し合い―実践―反省といった一連の過程を通して,自分の考えと学級全体とのかかわり合い方を反省しながら整理できるようになっている。ひとつの実践過程の中で,自分の考えをまとめ,広め,深めていくことをねらったものである。

<表 4>
<表4>議題カード

イ 一人一人の考えを反映させる
 話し合い項目の焦点化を図るとともに,それについての個人の考えを事前に調査し,計画委


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