研究紀要第74号 「学校の経営過程における現職研修のあり方に関する研究 第2年次」 -008/137page
到達目標達成までの過程が明確 な年間推進計画は,どのような手順・内容で作 ればよいか。 □改善点を話し合う。
口目標が具現された姿を明確にする。【2】年間推進計画 の改善点を話し合い共通理解を図る。 【3】学校の研修課題が解決された 具体的な姿を確認する。
- 研修課題 ニーズを集約したか。
- 研究主題 課題を焦点化したか。
- 研修組織 希望・適性を生かしたか。
- 到達目標 研究主題を具体化したか。
- 研究仮説 達成方法を工夫したか。
- 研究内容 研究概要を明確にしたか。
- 研究方法 達成方法を工夫したか。
- 研究日程 研修時間を確保したか。
- 授業研究 研究仮説を検証したか。
- 研究記録 記録を累積したか。
- 評価計画 達成過程を評価したか。
- 研究成果 成果を活用したか。
□目標達成までの見通しを立てる。 □推進計画の原 案を作成する。 【4】年間推進計画 の全体構想を策定する。
【5】年間推進計画 の原案を委員会等で作成する。
○具体化された改善点と学校の実態を十分に 考慮して年間推進計画を作成する。
別表
到達目標達成までの過程が明確な年間推進計画(例)
を参照□推進計画を検討する。 【6】年間推進計画の原案を全員で 検討して計画を確定する。 ○特に計画段階では,到達目標が具現された 姿を具体的に想定し,年間推進計画に不備や 無理が予知できる場合には,事前に修正を図 るようにする。 ○年間推進計画が計画どおりに推進できるよ う研修時間,研修資料,研修設備等々の条件 が満たされるように努める。 □推進計画を位置づける。
【7】年間推進計画 を教育計画全体の中に位置づける。 ○学校の教育目標の具現化を意図して,校内 研修が,学校の経営過程に一体化され,十分 機能するよう,年間推進計画が教育計画に具 体的に位置づけられるようにする。 (別表)到達目標達成までの過程が明確な年間推進計画(例)
段階 月 内 容 担当 評価 計
画
期
-1.研修課題を集約する。
-2.研究主題を設定する。
-3.研修組織を作成する。※ -1.〜-3.は,前年度末に推進する。
※ 研究年次によって推進が異なる。
※ 学校の教育目標は,確認事項とする。現職教育部
現職教育委員会
計画期評価例
○前年度の反省を生かし, 改善の方向を共通理解したか。