研究紀要第75号 「基礎・基本の定着と個性の伸長に関する研究 第2年次」 -081/137page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

** 小集団活動を取り入れるねらい。
指導目標・内容・活動 「よさ」を生かす主な手だて

3










II

指導目標
二等辺三角形の頂角の2等分線が底辺を垂直に二等分することを,証明を通して理解させ,それを用いることができるようにする。
  1. 「二等辺三角形の頂角の2等分線が底辺を垂直に2等分する」ことの証明をする。
    • (1)仮定と結論を考える。
      • 仮定 AB=AC, ∠BAD=∠CAD
      • 結論 BD=CD, AD⊥BC
    • (2)方針を立てて証明する。
    • (3)二等辺三角形の頂角の2等分線の性質をまとめる
  2. 類題を練習する。
オープン的な課題による課題意識高揚。

** 考えを出し合い,証明方法をより確かなものにして証明する。

4

 

指導目標
二角が等しい三角形は,等しい2角を底角とする二等辺三角形であることを理解させ,それを用いることができるようにする。
  1. 紙テープを折って重なった部分の三角形が,どんな三角形かを考え,話し合う。
    • 二等辺三角形  ∠B=∠C
    • 正三角形     ∠A=B=∠C
  2. 「2角が等しい三角形は,二等辺三角形になるのか」に問題意識を持ち課題を把握する。
    • (1)仮定と結論を考える。
      仮定 ∠B=∠C
      結論 AB=AC
    • (2)方針を立てて証明する。
    • (3)証明したことを全体で話し合い,定理としてまとめる。
    • 【定理】「三角形の2角が等しければ,その三角形は等しい底角とする二等辺三角形である」
  3. 演習をする。
    • 【問2】3つの角が等しい三角形は、正三角形であることを証明する。   

 

視聴覚機器による興味・関心がわく課題の提示。

** 「二等辺三角形の底角は等しい」ことの証明を想起し,証明方法の見通しをもつ。

 

 

 

 

 

授業に対する反省
(授業の感想,アンケート)

≪5〜8時省略≫

学習状況カード


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。