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みんなは,物語を読むのが好きなようです。作ったこともあります。今度は物語を聞いて.それを絵に表すのですから,次のことを意識して聞きましょう。 |
1.物語の各場面と状況 |
:たくさんの情景が出てきます。時代.季節.時間 まわりにあるものや風景などを想像します。 |
2.登場するものの気持ち
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:登場するもの,あるいは登場する人は.どんな気持ちなんだろうか,を想像します。 |
3.物語の作者の気持ち |
:作者はどんな気持ちで物語を書き,なにをいいたかったのだろうか。これは物語の主題ともいえるものです。 |
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絵を措くときに考えなけれはならないいくつかの要素があります |
l.自分の表現意図 |
:絵を措くきかっけとして,描こうとする気持ちが必要です。それは.あることから得た感動なのです。その感動をどのように絵に表すかの自分の意図であり.その表現が絵の主題となります。 |
2.描くものとその周囲 |
:絵は1枚の画面です。まん中も.まわりも,すみの方もすべてが絵の一部なのです。そのため.画用紙など.大きさを有効に生かして全体を構成します。絵の中心となるものと.それを生かすためにまわりもしっかりと描かなければなりません。バック(背景)などは.色あいの調子だけで空間を感じさせる場合もあります。 |
3.描く視点と構図 |
:視点の意味には,ふたつがあります。ひとつは、着眼点です。描くための目の付けどころです。もうひとつは.目の高さや位置です。アリになった感じの低い目の位置,人間の目の高さ,鳥になった感じの高い目の位置などが考えられます。それによって.構図も変わります。
(アリの目) (人間の目) (鳥の目)
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4.「もの」の形と大きさ |
:「もの」の大きい小さいは.くらべるものがあって感じが変わります。意識して大きい感じにしたり.形を変形させたりもできます。そこが絵のおもしろいところで.表したいことを強く表そうとするときなどに活用できます。
(どちらが大きく見えるかな) (直線でも丸いものが表せる) |
5.色あいとその講和 |
:ことばでは.わかりにくいですが.色は一色だけでもそれぞれの感じがあります。二色以上が組み合わされるといろいろな効果が出てきます。
自分の表現したい感じをよく出すために.色を調和させたり,対比させたりして工夫します。 |
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今回使う紙は,1学期にやった「表現遊び」のときと同じものを準備してあります。何種頼か一緒に使うこともできます。 |
1.画用紙 |
:みんながよく使う紙です。水彩絵の具にむいていて,にじみやぼかしができます。 |
2.ケント紙 |
:じょうぶでつるつるした紙です。にじみやぼかしの表現には,あまりむいていません。水彩をぬっておいて.その上にクレヨンなどで色をかぶせたあとに.かたいものでひっかいて下の色を浮き上がらせることもできます。これは,面用紙でもできます。 |
3.和 紙 |
:準備してある和紙は小さいので,それだけで絵にするわけにはいきません。それに描いたり,染めたりしたものを切りぬいて,別の紙にはって色をつけることができます。 |
4.色画用紙(黒) |
:切り絵にするときに使います。切りぬくわけですから.できたら台紙にはらなければなりません。台紙はケント紙にしてください。切り絵の白黒の表現だけでなく.白 |