研究紀要第87号 「基礎・基本の定義と個性の伸長に関する研究 第5年次」 -040/109page

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することは,児童一人一人の持つ「よさ」を伸ば すことになると考える。

4.体育科の分析と考察

(1)「よさ」の把握について  

  【1】事前における「よさ」の把握

 事前に行ったアンケート調査により,一人一人が自分の「よさ」に気づいた。

 それを学習カードに記入することで,改めて自分の「よさ」を実感した児童もいた。

  【2】授業中における「よさ」の把握 

 児童たちは,学習カードに自分の「よいところ」 を毎時間記入しながら取り組んだ。学習カードの 集計をみると,授業が進むにつれて,32%の児童 が今まで気づかなかった自分の「よさ」に新たに 気づき,カードに記入していた。

 教師は,学習カードに記入された児童一人一人 の「よさ」を把握することで,「よさ」を生かし 意識化させる指導に役立てることができた。

(図7)
(図7)


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