研究紀要第91号 「一人一人の個性を生かす評価の在り方に関する研究 第1年次」 -049/117page
掛田フィールドワーク
1.阿部製紙工場繭から生糸を取る様子を見学した。
宮司斎藤直行氏より昔の掛田の養蚕の様子と「おしら様」伝説の説明を聞いた。
3.安田利作生家三代目安田利作がつくった「掛田折り返し糸」や,明治の初めごろの掛田と横浜のつなげりについて,八代目安田利作氏の説明を聞いた。
4.「養蚕伝習所」跡
養蚕伝習所の建物は現存せず,現在は民家として使われている。
蚕や繭を見学しながら,引地信太郎氏より蚕から繭になるまでの様子,苦労などについて説明を聞いた。
大橋イシ氏(92歳)から子供のころの生活や町の様子を聞いた。複製した古地図や安田利作氏の話をもとに,周りが全部桑畑だった様子や多くの人達が養蚕の仕事で出入りしている様子をイメージさせ,それを「見学ノート」にスケッチさせた。
8.佐藤友信生家・墓
江戸時代に「養蚕茶話記」という養蚕の技術書を著した掛田を代表する人物である佐藤智信について,子孫であり,佐藤健一氏(現霊山町長)の説明を聞いた。