平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -120/175page

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〈ステップ1(第1週)〉

この段階では,他の人と協力して体を動かすことによって級友と親近感を高めることをねらいとしている。次の内容を1回につき1〜2通り実施した。

<握手し合う>

教室内をオープンスペースにして自由に歩き回りながら,できるだけ多くの人と握手する。握手するときは笑顔で,にっこりするように指示する。2分間位で2回行う。

<肩たたき>

二人一組で相手の肩をリズミカルにたたく。首筋から背中までたたいてやる。2分間位で交替する。

<ぐにゃぐにゃだらり>

二人一組になり,一方が力を抜いて床の上に寝ころぶ。その人をもう一方が,何とか抱き上げて起こして立たせるようする。床の上に寝ころんだ人が完全に力を抜いていると,なかなか 起こすことができない。1分間位で役割を交替させる。2回くらいずつやるように指示する。

<ミラーリング>

二人一組で向かい合い,一方が鏡の役になる。鏡役はもう一方の動作を全て映すように動く。動作のみならず,声も含めて映すと考えて行うように指示する。2分位で役割を交替させる。

<ジェスチャー(二人一組)>

二人一組になり,一方がジェスチャーをし,もう一方がその内容を当てる。2分間位で役割を交替させる。

〈ステップ2(第2週)〉

ステップ1に引き続き,この内容も体を動かすことが中心となる。前回の内容よりは発展的なものになっている。

<サークルミラー>

5〜10人位のグループで行う。1人が真中に立ち,動作をする。まわりの者は鏡になって,それを映す。30秒間位で主役を交替して全員が主役になるようにする。

<ジェスチャーゲーム>[写真1]

代表の者が前に出て,教師が紙に書いた内容をジェスチャーし,他の生徒がそれを言い当てるゲーム。正解が出たら役を交替させる。次々に代表を交替し,なるべく多くの生徒に前に立つ機会を与えるようにする。

写真1
写真1

<動作化ゲーム>

次のような内容を動作で表現するように指示し,まず,自分の席で行うようにする。教師が代表を指名し,前に出て動作を披露する。


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