福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.129(H12/2000.2) -009/042page

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学習活動支援案

V 研究実践のまとめ (生徒の活動を中心に)

1 オリエンテーション

第2回目の総合的な学習のオリエンテーションとして、訪中団の鈴木恵介君や外部講師森田時夫先生の話を聞いて、中国に対してのイメージをふくらませることができた。また、どんな課題選びをすれぱよいのか、という本時のねらいを理解・浸透させることができた。

2 学習課題決定

前回、課題の数が多すぎたという反省を生かし、.課題の数をできるだけ絞れるようにジャンルのみを提示したが、課題を決めるのにやや時間がかかった。

3 学習計画作成

課題を解決していくために、どのような計画を立てれぱよいのか戸惑いながらも、計画を大多数の生徒が立てることができた。学習意欲が高まってきている様子がうかがえる。

4 事前学習

事前学習を3時間設定したため、課題によっては時間が多かったところと少なかったところがあった。次時の体験学習・現地調査に向けて、積極的に協力しながら事前学習に取り組み、課題解決の意欲が高まってきている様子がうかがえる。

5 学習課題の追究・解決

自分たちが立てた計画に基づき、グループで協力して課題解決を図る活動が展開された。本時のねらいを理解できなかった生徒が一人もおらず、生徒一人ひとりが積極的かっ主体的に課題解決に向かって取り組んだ姿が見られた。

6 学習のまとめ

今回は発表のためのまとめではなく、学習してきた過程を通して「中国」について感じたことの発表(発表形態は自由)であった。それぞれに工夫をこらしたまとめをしていた。

7 発表会

グループの代表者が発表するのではなく、全員参加の発表会にしたいと考えた。小グループの中で、生徒一人一人が感じたことや学んだことを発表したため、ほとんどの生徒が成就感を持ち、満足することができた。


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