教育福島0105号(1985年(S60)10月)-000page

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教育福島

'85 10月号 Vol.105

目次

−表紙絵・若松 光一郎 シリーズ−

提言  [PDF]農林水産省農業生物資源研究所細胞育種部長農学博士 志賀 敏夫

特集

1 福利厚生の充実  [PDF]

2 交流教育の推進  [PDF]

随想  [PDF]

告知板  [PDF]公立高校入試要綱・教育文化功労賞・ほか

研究実践  [PDF]

虫歯を防ぐには・河東町立河東第三小学校

基礎的事項を身につけるには・福島市立福島第三小学校

教育センターから  [PDF]研修講座の内容が日常の指導にどう生かされているか

学校紹介  [PDF]

わかりやすい教育法令  [PDF]教員の兼職・兼業

図書館コーナー  [PDF]新設図書館紹介−福島市・岩瀬村

美術館だより  [PDF]

ふるさとの文化財  [PDF]銅鐘(いわき市)

羅針盤  [PDF]地区別就職者の状況(高等学校)

世界の教育は、今  [PDF]ルーマニア・イタリア・アメリカ

表紙絵について「北国の記念碑」 若松光一郎作

一九五六年に新制作協会々員となった作者はその頃から徐々に作風を変化させ、六〇年過ぎから抽象画に移行する。

これまでに紹介した作品からは想像しにくいところであるが、抽象画以前の氏の作品は、正確な写実と深みのある画面構成に裏付けられた極めて堅固なものであった。

但し、氏の資質の中には、それらとは対照的な色彩家としての一面、或いは軽快なリズム感を愛するといった側面があり、五〇年代の後半にはそれらが徐々に明確な形をとり始める。

具象から抽象へ−−この移行は、氏にとって必然ともいうべき道であるとともに、また極めて大胆な選択でもあったのであろう。

「北国の記念碑」には、こうした変貌に対する、作者自身の深い感概がどこかにこめられてはいないだろうか。

(キャンバス・和紙・カゼインカラー・墨・他、一六二・一×一三〇・〇cm、一九六六年作、東京銀座資生堂ギャラリー個展出品、福島県立美術館蔵)


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